初めまして。
豊中市岡町駅より徒歩4分の歯科医院「なかふじ歯科クリニック」院長の中藤信也です。
今回は【噛み合わせが大切な理由】をお話ししていこうと思います。
正しくない噛み合わせは、むし歯・歯周病・知覚過敏・歯の動揺・顎関節症など様々な症状を引き起こす可能性があります。
また、噛み合わせが悪いままでいたり
歯を失ったまま放置していたり
噛みにくい適切ではない補綴物(被せもの)を入れたままにしておくと
顎がずれてきたり肩こりや偏頭痛などの身体に症状が出てくることもあります。
また、さらに歯の状態を悪くしてしまったり、失わなくていい歯を失うことになってしまうこともあります。
噛み合わせの治療の目的(ゴール)は
このような悪い症状が出てこないように
安定したバランスのいい噛み合わせと顎の位置を改善し維持していくこと
にあると当院では考えています。
だからといって、どのような状態でも積極的に治療をしていく必要があるかと言われますとそうではありません。
噛み合わせの状態は大きく分けて
生理的咬合(身体の適応能力の許容範囲にあり、問題を起こしにくい噛み合わせ)
病的咬合(身体の適応能力の許容範囲から外れており、問題が起きやすい噛み合わせ)
とあります。
このどちらかであるかを診断し、積極的な治療を行なっていく必要があるかを見極めていくことが非常に重要であると考えています。
生理的咬合の方に、積極的な治療を行なった場合、状態によっては、積極的な治療をしなかった方が良かったとなることがあるからです。
噛み合わせが悪いサインといたしましては
✅被せ物や詰め物が、治療してもよく外れることがある
✅むし歯を治療しても治療しても、新しいむし歯がよくできる
✅咬むたびに、歯と歯が滑る感じがする
✅食べ物を、いつも片側でいつも食べている
✅歯の動揺が大きくなってきているのがわかる
✅食事の度に物が噛みにくい
✅日に日に肩こりや偏頭痛が悪くなってきている気がする
✅口を大きく開けることが難しい
✅顎の関節が外れることがある
これらの症状が少しでも当てはまるようでしたら、一度歯医者に行かれて噛み合わせも含めて診察されることをお勧め致します。
噛み合わせが悪いと言いましても、その原因は様々です。
例えば 顎の上下のバランスが悪い
歯の並びが悪い
歯を失って噛む能力が低下している(歯の質が噛む力に耐えれる構造ではない)
などが挙げられ、それぞれに対する適切な治療法があります。
当院では、精密な検査を行い
何が悪いのか、どこを改善した方がいいのか
原因を突き止め、それにあった適切な治療を選択されることをお勧めしています。